専門家知識と信頼

  1. 専門技術的知識にたいする信頼にとって社会化が重要である
  2. 科学は「信頼に足る知識」というイメージを損なわずに保っていたが、その一方で、相反する感情が存在している。それは、あらゆる信頼関係の奥底にある両面的感情である。
    1. 信頼は「無知」を前提とする。従って、内輪のものだけに通ずる専門用語を駆使する専門的職業は色眼鏡でみられやすい。
      • これは先ほども述べたように、専門家の知にはある程度、「秘儀的」な要素が見うけられる。「秘儀的」であるが故に、もしかしたら私達に不利になるようなことを隠しているのではないか、私達のことをないがしろにしているのではないか、という危惧を生み出しやすい。
  3. 上記から、象徴的通常や専門家システムに信頼をたくすことで「モダニティとの取引」をおこなう
  4. 信頼は他の選択肢が大部分排除されている状況を暗黙裏に受け入れることである